暖かくなり、冬着ていた外套を着ることもなくなりました。
今の身体の状況は、汗をかくと痒くなります。そして、ステロイドを塗っていないと、だんだんと肌が荒れてきて嫌な感じになるという感じです。
ステは、一週間塗ったら一週間以上保湿剤だけ塗って、それで、また肌が荒れてくるようなら、また一週間だけ塗るっていう感じにしています。
ステを塗っていないと肌が荒れてくるということは、日常生活の過ごし方が、まだまだ悪いっていうことですね。
病院では、ステの塗り方を、さらにアドバイスしてもらいました。
ある程度、肌が落ち着いているなら弱いステを塗って翌日ダメなようなら、強いのに変えるといった感じです。
日常生活の過ごし方を考えるとき、思うのは…
肌がなんの問題もなく健康体の人は、そんなに健康に気をつけてもいないんだろうけれど、肌が荒れてきて、身体を動かすのさえ、やっかいな状態になることもないっていうこと。
一旦、アトピーなど健康を崩せば、そこから立ち直るには、いかに自分を律することができるか、さらに、それを「継続」して、諦めずに、途中ダメなことをしてしまっても、気を取り直して、気分をぱっと切り替えて、肌をよくするための、健康になるための日常生活習慣を断続的にでも続けていくことができるかどうか。
生まれながらに健康な人は、「ある程度」むちゃなことをしても、すぐに回復できたり、平気であったりするわけです。
調子を崩すボーダーラインが違うんだと思います。
人間は、みな平等にはできていません。あの人が平気だからといって、自分も平気ではないです。
そして、健康な人は、アトピーとか病気で苦しんでいる人の気持ちを「本当に」理解できることはないだろうし、病気の人も「絶対に理解してほしい」とは思わないほうが無難です。
健康な人に、いかに自分が苦しいことを理解してもらうっていうことに、自分の努力のリソースを投入するよりは、自分の生活とか自分を律することができるようになれることに、「自分の努力」を投入したほうが、いいような気がします。
よく、他人を変えることは難しく自分を変えることは簡単っていいます。
でも、自分を変えることも難しいです。慣れている人とか、変えることを簡単に出来る人もいるんだと思います。
でも、大多数の人は、「悪いと分かっているけれど、やめられないこと」を止めることができない、なんとなくずるずると、そのまんま暮らしているのが実情じゃないでしょうか。なんとなくそう思います。
アトピーだと、いやおうなしに「自分を変えること」を求められます。なぜなら、自身の生活習慣などを変えない限りは、なかなか治癒の方向へと、もっていくことはできないからではないかと思うからです。
「強制的に」自分を変えざるをえないわけです。
おそらく、重症のアトピーを治した人で、偶然以外の人は、みんな自分を律することに成功した人なんじゃないかと思います。
ところが、そこでもう一つ思い浮かぶのが「やりすぎ」て、逆に身体のバランスを崩してしまうということ。
たとえば本で危険だから素人考えではやってはいけないと書かれていても、絶食して過ごしてしまうことができた意志の強い人。ステロイドを断つことがいいと聞き、一気にステロイドを塗らないようにして、どんなに肌がぐちゃぐちゃになろうと自分を律することができるので、いつ治るか分からなくても耐え抜いている人。
それで、まれに治ったっていう人がいることも事実なんでしょう。きっと。
でも、肌がぐちゃぐちゃになっても「自分を律して」耐え抜いていると、アトピー以外の感染症などの危険が出てきてしまうということも事実でしょう。
となると、一番無難な選択かなと思うのは、自分を律っすることは忘れず、それでいて無理をせず、自身で納得できた治療方法・生活習慣を「続けていくこと」。
そして、自分の身体の反応を観察すること。
便の様子とか、肌の荒れ具合とか。
どうもいけないなと思えば学習し、若干の軌道修正を加える。
バランスよく無理をせず続けていくこと。
そして、もっとも大切だと思うのは、「あきらめないこと」かな…
でも、あきらめたら、いい結果が出るということも世の中にはあります。
結局は、自分で納得できるだろう方法を続けることだけです。
だから私はアトピーを完治させることを、あきらめません。それだけのことです。
そして、それが自分の身体の全体的な健康につながるのなら、うれしいことですよね^^